オープンシステムについて

 

当社ではオープンシステムでの家づくりをおこなっています。

オープンシステムは分離発注方式をもとにした家づくりシステムであり、そのネットワークに加盟している全国の設計事務所で取り組みをおこなっています。

(※ちなみにハウスメーカーや工務店は一括発注方式となります。)

 

さて、それではそもそも分離発注方式とは一体何なのでしょか?

分離発注方式というのは「お客様が各工事専門業者(工事をおこなう職人たち)と直接契約をして家をつくるシステム」です。

それを例えるとするなら、食材や商品などを購入する際に生産者から直接購入するといった方法に近いものがあり、そちらをイメージしていただければわかりやすいかもしれません。同じ商品を購入するのであれば、生産者から直接購入した方が中間業者が入らないため低価格で購入できますし、さらには、より上質なものやサービスを提供してもらえるかもしれません。

 

実はそれは家づくりも同じなのです。

これからハウスメーカー(※一括発注方式)と分離発注方式との家づくりの違い、そしてオープンシステムについて解説をしていきます。

 

もくじ

1. ハウスメーカーの場合

 

家を建てる際、多くの方はハウスメーカーに家づくりを頼むことが多いと思います。

ハウスメーカーに依頼した場合、元請けとなるハウスメーカーが受けた工事を、下請けとなる工務店に発注します。

そしてその工務店は、さらに孫請けとなる専門業者に工事を依頼するのです。

このシステムを一括発注方式といいます。

しかしながらご存じの通り、ハウスメーカーも工務店も企業であり、利益を得られなければ廃業してしまいます。

 

そのため家(商品)の原価に企業の利益を上乗せした価格を提示します。これはごく当たり前のことです。

ハウスメーカーに家づくりを依頼した場合の仕組み01
ハウスメーカーに家づくりを依頼した場合の仕組み02

言い換えれば、提示された金額が果たして適正価格なのかどうか、残念なことに建主はそれを知る由もないとも言えてしまうのです。

 

 

 現在でその中抜き額(粗利率)は、ハウスメーカーが工事費全体額の約40%、工務店が約30%とも言われています。こちらのパーセンテージはその企業の個人差によって異なります。

 

まとめ01

2. 分離発注の場合

 

それでは次に分離発注の場合を見ていきます。

分離発注方式では建主が専門業者と直接契約ができるので、元請け企業(ハウスメーカー等)を通さないことにより、中間マージンが発生しません。よって、専門業者側はサービスを原価で建主に提供することができます。

分離発注で家づくりをした場合の仕組み

その上、専門業者と直接契約をすることにより、建主は通常ではなかなか知ることのできない建物の詳細(柱一本の単価や、金物一つの単価等)まで知ることができます。

それにより建物のどの部分にこだわって予算を使い、代わりにどの部分で予算を削減できるのかが明確になります。

(当社はこれを『価格の見える家づくり』や『価格の透明化』と呼んでいます。)

 

また、専門業者側としても建主の顔が分かり、「今自分は誰の家を建てているのか?」が明確になります。すると「建主の喜ぶ顔が見たい!」という気持ちが高まり、より上質なサービスを提供することができるのです。

専門業者も人間なのです。

 

 

こういった分離発注で家づくりをおこなっている企業は全国にいくつもあります。

しかしここで問題となってしまうのが、現場監督がいないため、その管理を建主がおこなわないといけなくなってしまうという点です。

各専門業者のスケジュール管理、材料の発注、毎月の支払いの管理など、専門的な知識が必要となる膨大な業務の数々を建主が担わないといけないのです。

 

今まで建築に携わったことのない方に、果たしてそんなことができるでしょうか?

それも「その方の本業のお仕事とは別に、プライベートの時間を使って」ですよ?

私なら声を大にして「そんなこと無理だ!」と言います。

 

なので当社では、分離発注の中でも『オープンシステム』という手法を取り入れています。(『オープンシステム』は、そのネットワークに加盟している全国の設計事務所で取り組んでいる家づくりシステムです。)

その『オープンシステム』では当社が設計図面の作成だけでなく、上記で述べた業務の数々も併せて担います。

オープンシステムの図解

その分、設計監理料を通常よりも(一括発注よりも)多く頂くことにはなりますが、それでも工事費全体で見ると価格を抑えることができます。

(※当社では設計監理料は、一括発注の場合は総工事費の8~13%、分離発注の場合は13~18%をご請求させていただいております。)

 

そこがインターネットなどで一般的に語られている分離発注と、当社がおこなっている分離発注(オープンシステム)との違いでもあります。

 

まとめ02

3. 分離発注のデメリット

 

さて、ここまでは分離発注方式のメリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットな部分もあります。

 

それはまず、一括発注方式よりも多くの時間を要することです。

あらかじめ規格が決まっているハウスメーカーと比べ、より建主の住まい方に合わせた家づくりを実現するためには、綿密な打ち合わせや十分な発注準備などが必要となります。なのでその分建物が完成するまでに時間がかかってしまうのです。

 

次に、工事費の支払いが煩雑になりやすい点が挙げられます。

分離発注方式は一括発注方式とは異なり、建主が各工事専門業者とそれぞれに契約を交わします。なので工事費の支払いも一括して1社(元請け企業)に支払うのではなく、それぞれの専門業者に支払っていかなければならないので少し煩わしく感じられてしまうかもしれません。

 

その他にも、瑕疵が発見された場合にどの専門業者が瑕疵を起こしたのか、その責任の所在が不明確になってしまう可能性があることも挙げられます。

 

 

しかしながら、これらのデメリットを考慮しても得られるメリットの方が大きいということで、今まで分離発注方式を選択されたお客様は多かったです。

 

4. 分離発注で質の高い家を

 

ここまで「分離発注なら適正価格(結果として低価格)で家づくりができる」と説明してきましたが、

低価格で家づくりをご提供できるのであれば、より住み心地の良い自然素材の家をご提供したいと私たちは考えております。

 

 床なら無垢の木を。

 壁なら素材を活かした塗り壁を。

 

無垢の木や自然素材は年月が経つほどに味わい深く変化し、その変化を楽しむことができる経年美化する家となります。

 

 

そしてさらにひとつひとつが職人の手作りによる家づくりを行い、間取りや外観だけでなく、家具デザインなども全て兼ね備えた注文住宅を手掛けています。

あなたの生活に寄り添った、唯一無二のこだわりの家をお約束します。

 

 

家は一生に一度の大きな買い物です。

もしよろしければ私たちと一緒に、あなただけのオリジナルな家づくりを楽しんでみませんか?

年月が経つほどに良さの際立つ『長く住み継がれる家』をコンセプトに。

 

 

 

※ 工事内容によっては分離発注が不向きな場合がございます。当社では『一括発注』と『分離発注』とを両方取り扱っておりますので、打ち合わせ時にどちらの方が向いているのかをお話しさせていただき、お客様がお選びいただけるようになっております。

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