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本日は当社新事務所「バルコニー菜園のある家」の窓サッシや外壁の工事の様子を見ていきたいと思います。
外壁の工事に取り掛かるより前に、窓サッシの下地の施工を行っていきます。
それではこちらの写真を見てください。
![窓台や窓まぐさなどを映している写真](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/i4bd6f17020b2e5e3/version/1600756971/%E7%AA%93%E5%8F%B0%E3%82%84%E7%AA%93%E3%81%BE%E3%81%90%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%82%92%E6%98%A0%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg)
さて、こちらの写真の赤色の矢印で示されている部材を「窓台」・「窓まぐさ」と言います。
どちらも横方向(地面に対して水平方向)の部材です。
この2つの部材を簡単に説明すると、
「窓台とは、窓の下に入れる補強材のこと」
「窓まぐさとは、窓の上に入れる補強材のこと」
となります。
なのでこの2つの部材の間に窓が取り付けられるようになるのです。
そして、黄色の矢印で示されている部材を「間柱(まばしら)」と言います。
間柱とは、柱と柱の間にあり、壁を支えるための小さい(細い)柱のことです。
このように窓廻りの下地が完成したところで、次は外壁の工事に移っていきたいと思います。
こちらの写真を見てください。
![耐力面材の施工前の様子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/i585de21b727bb730/version/1600757011/%E8%80%90%E5%8A%9B%E9%9D%A2%E6%9D%90%E3%81%AE%E6%96%BD%E5%B7%A5%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg)
さて、建物の外周をブルーシートで覆っている写真が出てきました。
これは雨で木材が濡れないようにしているのですが、一部ブルーシートがめくれ上がっていますね。これからこの部分に耐力面材を施工していきます。
![1階部分に耐力面材が張られている](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/iebe4e95525e72791/version/1600757035/1%E9%9A%8E%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%AB%E8%80%90%E5%8A%9B%E9%9D%A2%E6%9D%90%E3%81%8C%E5%BC%B5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B.jpg)
このようにボード状の材を施工することで、建物の耐震性や気密性を高めるのです。
![建物全体に耐力面材が張られている](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/ica50a545d392b6df/version/1600757055/%E5%BB%BA%E7%89%A9%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AB%E8%80%90%E5%8A%9B%E9%9D%A2%E6%9D%90%E3%81%8C%E5%BC%B5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B.jpg)
そしてこの耐力面材を建物の外壁部全体に施工していきます。
ちなみに2階に縦長にボードが開けられているところがあるかと思いますが、ここには後に窓が取り付けられます。
耐力面材を施工した後は、次に透湿防水シートを貼っていきます。
![建物全体に透湿防水シートが貼られている](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/i8715a624cb036d59/version/1600757091/%E5%BB%BA%E7%89%A9%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%AB%E9%80%8F%E6%B9%BF%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%8C%E8%B2%BC%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B.jpg)
透湿防水シートとは、水は通さずに湿気を通すといった特徴を持ったシートのことです。
壁の中に湿気が溜まってしまうと、壁内で結露が起こってしまいます。これを内部結露というのですが、この内部結露が起こると木が腐ってしまい、建物の耐久度が落ちてしまいます。
透湿防水シートは、その内部結露を防ぐために用いられるのです。
さて、透湿防水シートの施工が終わった後に、今度は窓サッシを取り付けていきます。
![窓サッシ取り付け後の様子を屋外から見る](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/i064df83e58e3f228/version/1601445191/%E7%AA%93%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%B7%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E5%B1%8B%E5%A4%96%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B.jpg)
窓サッシが取り付けられたことで、より「家」って感じがしてきましたね。笑
中から覗くとこんな感じです。
![窓サッシ取り付け後の様子を屋内から見る](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s20ce17deb836ea49/image/i737318f1c0dc1e76/version/1600757143/%E7%AA%93%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%B7%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E5%B1%8B%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B.jpg)
これらの窓サッシは、Low-E複層ガラスの2枚のガラスの間にアルゴンガスを充填している製品となります。
アルゴンガスは熱を伝えにくいといった性質があるため、窓の断熱性を高める効果があります。
窓は屋内の熱が外に逃げやすい部分でもあるので、窓の断熱性を高めることも、住みやすい家づくりのためには重要なことなのです。
窓が取り付けられた後のこの現場の様子を見て、私が最初に感じたことは「明るい」でした。
もちろん窓が取り付いたので、屋内が明るくなるのは当たり前のことなのですが。笑
そして窓を開けると風が抜けて、快適な空間を作り出してくれました。
当社が設計を行ううえで意識していることの一つとして、「光と風」があります。
家の中どこにいても光を感じられるように。(もちろんここで言う「光」とは照明の光という意味ではなく、外部からの自然光を意味します。)
そして窓を開ければ家の中を風が通り抜け、気持ちのいい空間を作り出すように。
「気持ちのいい空間」を作り出す家づくりが、住む人にとって重要なことだと私は思うのです。
といったところで今日はここまで!
また工事が進んだら進捗状況をご報告させていただきますね!
writer:Arata Iso
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